●病名目次 ●痛風
●脳の病気
○脳梗塞
○脳出血
○ぼけ・痴呆
○パーキンソン病

●心臓の病気
○心筋梗塞
○狭心症
○心不全

●肝臓の病気
○肝硬変
○肝炎

●腎臓の病気
○腎硬化症
○腎不全
○腎結石
○ネフローゼ症候群

●消化管の病気
○消化器系炎症
○消化性潰瘍
○下痢
○便秘

●目の病気
○白内障
○緑内障
○黒内障

●がん
○がん(一般)
○胃がん
○肺がん
○肝臓がん・大腸がん
○脳腫瘍・膵臓がん
○乳がん

●自己免疫の病気
○リウマチ
○アレルギー性の疾患
○気管支ぜんそく
○アトピー性皮膚炎
○膠原病

●その他
○胆石症
○高血圧症
○糖尿病
○痛風
○メニエール症候群
●概要
血液中に尿酸が増え、関節や腎臓などの組織にたまり、そのために、関節に激しい痛みが発作的におこる疾患である。わが国では、食生活の欧米化、心身のストレスの増加などに伴い、昭和30年頃から患者が急増している。発病は40歳以後の男性に多く、患者の90%以上が男性。美食家、大酒家に多く、しかも患者の大部分は肥満。

●症状
急に、関節(最も多いのは足の親指のつけ根の関節、ついで足首、膝の関節など)が赤く腫れあがって熱をもち、じっとしていても激しく痛むようになる。同時に寒けがして39度ぐらい発熱する。このような症状は1週間もすると、まったく治ったようになるので、痛風発作といわれるが、しばらくすると、また発作がおこる(年に数回)。痛みの続く日数は、はじめは1週間ぐらいであるが、年とともに長くなり、10年目には平均2週間になる。また発作の回数も年とともに多くなる傾向がある。適当な治療をしないでおくと、尿酸塩が関節にたくさん沈着する結果、関節が変形して痛風結節というこぶができる。一度できた結節は痛まないときでもそのまま消えず、いつも鈍痛や不快感があり、運動も不自由になる。

●原因
体内に尿酸がたまり過ぎるのが原因。尿酸の大部分は、人体内の細胞の核の成分であるプリン体が分解してでき、一部分は、食物中のプリン体が体内で分解してできる。こうしてできた尿酸は、腎臓から尿の中へ、また腸管から便の中へ排泄されるが、もし、尿酸の体内でのできかたが多くなり、尿や便の中へ排泄されることが少なくなると、血液中の尿酸の量が増加することになる。こうした状態に、遺伝的素因や関節部の循環異常が関係して痛風の症状が現れると考えられている。血液中の尿酸の量の多い状態が続くと、腎機能が低下するため、痛風患者は尿毒症をおこすことが多い(痛風患者の死因の半数は尿毒症)。

●治療法
通風発作に対しては、コルヒチンが劇的に効くが、下痢、吐きけなどの強い副作用を伴う。その他抗炎症剤のフェニルブタゾン、副腎皮質ホルモン剤などが用いられる。急性の痛風発作が薬剤でおさまっても、血液中の尿酸の多い状態が続いていれば、以後も発作をくりかえすことになる。そこで血中の尿酸の量を下げる治療を絶えず行う必要がある。食事療法では、カロリー制限による肥満の解消に重点が置かれるが、プリン体を多量に含むレバーなどの、もつ類を特に避ける他、高たんぱく質、高脂肪食も避ける。しかし、根本的な治療はむずかしく、一生の養生が必要とされている。

●食事療法

食事療法については症状別食事療法を参考にして下さい。


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