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●症状 甲状腺の病気●
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| ○甲状腺とは | 甲状腺は内分泌器官の一つで、首の前方、ノドぼとけのすぐ下にあります。大きさは、縦が4センチほどで、重さが18g前後です。ちょうど蝶が羽を広げたような形で、すぐ後にある気管を抱き込むようにはりついています。甲状腺では、食物(主として海草)に含まれているヨードを材料にして甲状腺ホルモンを合成しています。甲状腺ホルモンの主な働きは、食物として摂取されたタンパク質、脂肪、炭水化物が代謝されて、体の組織を作るのに利用されたり、エネルギーになったりする事を刺激、促進します。子供の場合、成長を促す働きもします。 |
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| ○病気の割合と種類 | 甲状腺の病気は比較的多く、わが国では成人の10%程度に何らかの甲状腺の異常が認められます。また、男性に比し女性に2−5倍程度多く異常が見つかります。甲状腺の病気は、甲状腺の働きの変化により、また甲状腺の形の変化により分けられます。甲状腺の働きの変化による病気の代表的なものには、甲状腺ホルモンの分泌量が著しく増える甲状腺機能亢進症と、逆に甲状腺ホルモンの分泌量が少なくなる甲状腺機能低下症とがあります。20歳代や30歳代の若い女性に多いバセドウ病は、甲状腺機能亢進症です。炎症、はれ、しこりなど甲状腺の形の変化による病気は、びまん性甲状腺腫と結節性甲状腺腫に分けられます。一番怖い甲状腺がんは、結節性甲状腺腫です。 |
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| ○症 状 | 甲状腺機能亢進症になると体の代謝が活発になり過ぎて、首の付け根がはれてくる、動悸や息切れがする、汗をかきやすい、指がふるえる、食欲が盛んになるのに太らない、体重が減る、目が突き出てくるといった症状が表れます。逆の甲状腺機能低下症では、疲れやすい、皮膚が乾燥してはれぼったい、寒さに弱くなる、髪の毛が抜けるなどの症状が出ます。形の変化による症状として、ふだんは首を触ってもわかりませんが、少しでも腫れてくると、手で触ることが出来るようになります。さらに、ある程度以上に大きくなれば、首を見ただけで腫れがわかるようになります。 |
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| ○治 療 | 治療法は大きく分けて、薬物療法と放射療法、外科的手術になります。薬物療法としては、抗甲状腺薬であるメルカゾールプロパジールなどが使われます。また放射性ヨードを服用する場合もあります。放射療法には、X線と、数種類の電子線によって悪性腫瘍の治療やバセドウ病にともなう眼症の治療を行うリニアック治療などがあります。 |
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●食事療法●
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| ○甲状腺機能亢進症か低下症かによって注意しましょう | 亢進症と低下症とでは、まるっきりと言ってよいほど食事の注意が異なりますので、まずどちらの病気なのか確認する事が大切です。亢進症では、エネルギーの消費力が高まっているため、最大のエネルギー源となるご飯やパンなどの主食をしっかり食べるようにします。朝食を抜くなどと言う事は避けましょう。また甲状腺ホルモンの原料となるヨードを多く含むワカメ、のり、ひじきと言った海藻類の取り過ぎに注意しましょう。逆に、低下症の場合、主食を控えめに、またカロリーの高いお菓子などは避けます。そしてヨードを多く取る必要がありますので、ワカメ、のりなどの海藻類を取るように心掛けましょう。 |