●症状 冷え症●
○冷え症とは   冷え症とは、男女比3:7が示すように、特に思春期や更年期の女性に多く見られます。常温(室温)で手足が冷たい、腰が冷える、夏でもソックスが手放せない、夜なかなか体が温まらず寝付けないなど、人によって症状は様々です。ひどい場合は、頭痛、腰痛、肩凝り、便秘、下痢、イライラ、のぼせ、めまい、動悸などを伴う場合があります。
 しかし外気温が低い時に、以上のような症状が出たとしても、これは冷え症とは言いません。
 

 
○原 因   とても寒い状態を何度か我慢すると、私達体は少しの寒さにも過剰に反応するようになり、抹消血管を取り巻いている自律神経が緊張し、毛細血管を収縮させ、体温の放散を防ごうとします。このために血流が悪くなり、冷え症が起こると主に言われています。また性ホルモンの分泌低下や新陳代謝の衰えなども原因になります。
  他の症状との関係では、貧血の人、低血圧の人、低体温の人、基礎代謝の悪い人、体水分が多い人、アレルギー体質の人、栄養の片寄りがある人、自律神経失調症の人、婦人科疾患がある人、体が酸化傾向にある人、ストレスの強い人などに冷え症が多く見られます。

 
○治療方法   現在、冷え症に対する根本的治療方法や薬はありません。これは冷え症に限らず、自律神経が主な原因となる病気の全てに言える事です。
  しかし予防や改善が全く出来ないわけではなく、積極的に体を動かして全身の血行を良くしたり、食べ物で血行を促進したり、保温する事は可能です。
 
●食事療法● 
○体を冷やす食べ物の取り過ぎにご用心  冷え症の人は、生野菜や果物など、体を冷やす働きのある食べ物の取り過ぎに注意が必要です。特にキュウリ、茄子、ピーマン、トマトなどの野菜を生で食べるのはよくありません。また、柿、スイカ、ナシ、バナナなどの果物も体を冷やします。ただし熱を加えて調理すれば心配ありません。
  その他にも冷たいお茶や清涼飲料水などは出来るだけ避けるようにして、体を温める食べ物を選ぶようにしましょう。

○体を温め、血行を良くする食べ物を積極的に  冷え症の改善には、適度な運動と共に体を温め、血行を良くする食べ物を十分に取る事が大切です。また栄養のバランスのよい食事を心掛けて下さい。
  体を温め、血行を良くする食べ物には、もち米、おかゆ、牛肉、羊肉、鶏肉などのほか、野菜ではニンニク、にら、しょうが、人参などがあります。唐辛子などの香辛料も有効です。
 

○血行を良くするビタミンE  一過性の便秘も、長引くと慢性化してしまいます。便秘に気が付いたら、腸の働きを整え、便通を良くする食べ物で早めの解消を心掛けましょう。果物ではりんご、キウイフルーツ、オレンジなど、野菜ではキャベツ、ほうれん草、里芋などが効果的です。毎日食べれば便秘の予防にもなります。