 |
|
 |
| ●概要 |
| 腎臓は、体液から不要な代謝老廃物を排泄する機能、体液中の水分、電解質組成、PHを正常に保つ機能、又、ホルモン様物質を生合成する機能など、多くの機能を持っている。何らかの原因で、このような腎臓の機能に障害がおこった状態を腎不全といい腎不全の結果ひきおこされる一連の症状を尿毒症という。腎不全には、週単位で急激におこる可逆性の急性腎不全と年単位でおこる不可逆性の慢性腎不全がある。 |
|
| ●症状 |
1.急性腎不全:腎臓が体液恒常性維持のために適切な量の尿を排泄できないと、急速な体液の異常がおこってくる。尿量は、通常減少し、無尿になることもある。体液の異常により細胞外液量の増加、浮腫、心不全、肺水腫、不整脈をおこすことがある。又、タンパクの代謝が亢進して有害な窒素化合物の血中蓄積がおこる。
2.慢性腎不全:慢性に、不可逆的に進展する腎疾患の結果、腎機能が低下し、ついには腎不全におちいり、尿毒症をおこす。症状は、疲労感、悪心から始まり、病状の進行とともに、皮膚が黒ずみ、出血斑がみられるようになる。高血圧、心不全、肺水腫等は、ほとんどの患者にみられる。さらに、精神異常、骨軟化症、出血傾向もみられる結果、非常に多彩な症状をおこす。 |
|
| ●原因 |
1.急性腎不全:原因は非常に多く、主なものは、出血、脱水、ショック、急性糸球体腎炎、腎血管障害、尿路閉塞等があげられる。
2.慢性腎不全:原因は、不可逆的に進展する腎疾患であり、慢性糸球体腎炎、悪性高血圧、膠原病、糖尿病性腎症、多発性骨髄腫、痛風腎等が主な原因である。 |
|
| ●治療法 |
1.急性腎不全:できるだけ早く、透析療法を開始し、体液異常の是正をすることが治療の原則である。同時に、原因に対する治療ならびに合併症の予防処置を講ずることも重要である。又、タンパクの代謝亢進に対しては、タンパク摂取の制限と、高カロリーの補給を行う。
2.慢性腎不全:ほとんどの場合は、腎疾患の原因を根本的に除き治癒させることが不可能なため、体液の異常を食事療法と血液浄化によって是正するように努める。又、腎臓移植により、体液の異常を是正することも行われているが拒絶反応の問題がある。 |
|
| ●食事療法 |
|
食事療法については症状別食事療法を参考にして下さい。
症状別食事療法へ
|
|
|